39:高知県
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大川村
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平成21年度決算と同数値であり、近年横ばいの状況が続いています。全国平均はもちろん、高知県平均も依然として大きく下回っています。類似団体順位でも下位に位置しており、自主財源に乏しく地方交付税等に依存せざるをえない財政状況が続いています。
経常収支比率については平成15年度の最大ピーク時の105.9%から、起債抑制効果および起債償還ピークを越えたこと等により、平成18年度からは100%を下回ってはいますが、類似団体順位では下位に位置しており、厳しい財政状況が続いています。平成22年度は84.7%と平成21年度の92.6%を大きく下回ってはいますが、これについては平成21年度において経常収支比率が職員の新規採用による人件費の増額や、臨時経常区分見直しによる補助費等の大幅な増額により大きく増加したことに対し、平成22年度では普通交付税の増額と公債費の減小や人件費の減小等により減少したことによる差に起因するものです。
人件費については職員の勧奨退職を実施しており、平成21年度末に1名退職後、平成22年度にが未補充であったこと、副村長を設置しなかったこと、退職手当負担金の負担嵩上げ分の終了等により減少しています。対して物件費についてはふるさと雇用再生特別基金事業委託料や庁舎備品購入等で大きな増が発生したため、人件費、物件費の計としては前年対比で123.2%増加しています。人口数が類似団体とも比較して極端に少ないために人口1人当たりの決算額順位は最下位に近いですが、今後とも経常経費の節減を図り、より効率のよい行政運営に努め財政の健全化を進めていきます。
平成21年度末に勧奨退職者1名の減に対し、平成22年度中の新規採用を実施しなかったことにより職員数自体は村の集中改革プランにおける定員管理目標21名をクリアし、減少傾向にあります。平成22年度における人口減少が大きく人口千人当たりの職員数としては2.87人増加しています。
産業振興や地域拠点開発等で借入していた地方債も、起債の発行抑制や繰上償還等の起債適正化計画を行い、平成16年の起債償還ピークを境にして減小傾向にあります。平成22年度も元利償還分、一部事務組合分も含め起債償還額は対前年比で減少しており、単年度公債費比率も1.7ポイント減小しています。実質公債比率についても2.2ポイント減小しており、全国平均にも近く、類似団体内順位でも中位に位置していることから引き続き適正な公債費の運営を行っていきます。
将来負担額については地方債残高および組合等負担見込額、退職手当負担見込額ともに前年度と同程度でありますが、充当可能基金が前年度より192百万円増加したことにより、充当可能財源との差がマイナスとなったため、あわせて将来負担比率もマイナスに転じています。
勧奨退職の実施、昇給の抑制等により減少傾向にあります。平成21年度末にも勧奨退職1名が生じたのに対し、新規採用を行なわなかったため対前年比では4.3ポイントの減となっています。
少子化対策や新規産業の開拓に伴う事業費の増により対前年比で増額となったことにより1.3ポイントの増となりました。類似団体内では下位に位置していますが、より高効果で効率的な事業の実施により適正な歳出に努めていきます。
平成21年度に実施し同年の割合を増やす原因となった新規産業育成のための補助費の皆減等により対前年比では2.3ポイント減し、類似団体内順位ではやや下位に位置しています。
臨時財政対策債、過疎対策事業債以外の起債は発行を抑制しており、災害復旧事業債の発行もなく、起債償還ピークも過ぎたことにより減少傾向にあります。類似団体内順位では中位に位置し、引き続き起債発行の抑制に努めていきます。