経営の健全性・効率性について
汚水処理原価は平均値を下回っているが、収益的収支比率及び経費回収率とも100%を下回っていることから使用料収入で費用を賄えておらず一般会計繰入金に依存している状況である。また、施設利用率も平均値を下回っていることから遊休状態と思われ、健全とはいえない。今後、人口減少により使用料収入の減少と施設の老朽化による維持管理費用の増加が予想されることから、より一層の経費削減に努めると同時に利用者の加入促進及び徴収率の向上に努める。
老朽化の状況について
供用開始後18年を経過しており、今後老朽化による修繕が予想される。長寿命化対策など中長期的な修繕計画が必要である。
全体総括
今後、使用料の減少や施設老朽化による更新等により経営悪化が見込まれる。経営改善のため、利用者の加入促進や徴収率の向上、より一層のコスト縮減に努めるとともに、計画的な更新を進めていかなければならない。