香美町:小規模集合排水

地方公共団体

兵庫県 >>> 香美町

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

経営比較分析表(2020年度)

経営の健全性・効率性について

経常収支比率は104.87%となり、100%超え(単年度収支が黒字)となっており、前年度からは3.37ポイント増加している。累積欠損金比率は、平成24年度以前(地方公営企業法適用前)に発行した下水道事業資本費平準化債等の影響から6,847.85%となり、類似団体平均、全国平均を大幅に上回っている。比率の分子である累積欠損金に影響する純損益は、令和2年度以降は減価償却費が減少する傾向にあることから、比率の増減は横ばいになることが見込まれる。流動比率は8.88%となり、100%を大きく下回っている(令和2年度末から1年以内の支払いに対応する資金が同年度末で不足)が、比率の分母となる流動負債のうち企業債償還金(翌年度償還分)に係る財源は、下水道使用料の他に1年以内に収入する一般会計繰入金等を予定していることから、大きな影響はないと考えている。企業債残高対事業規模比率は、一般会計等が負担することが見込まれる企業債残高の割合が減少した影響から6,565.34%となり、前年度からは156.48ポイント増加している。経費回収率は12.80%となり、100%未満(費用が使用料収入以外(繰入金等)で賄われている)となっていて、類似団体平均、全国平均を下回っている。また、汚水処理原価は2,143.76円となり、類似団体平均、全国平均を大きく上回っている(有収水量1.当たりの処理費が高い)が、水洗化率は令和2年度末で82.76%と高い比率であり、類似団体平均、全国平均ともに近似しており、使用料収入の増加が見込まれないことから、事業運営に必要となる収入(一般会計繰入金等)の確保について、検討を進める必要があると考えている。

老朽化の状況について

小規模集合排水処理事業(2処理区)は、供用開始(最初:平成16年3月、最終:平成17年1月)から17年が経過したところであり、有形固定資産減価償却率は31.65%で100%を大きく下回っている(保有資産の法定耐用年数に到達していない)ことから、現段階では、機械設備等の定期的な点検整備を行うことで、大規模な更新事業等を行う必要はないと考えている。

全体総括

供用開始(最初:平成16年3月、最終:平成17年1月)から17年が経過したところで、水洗化率は82.76%となっている。本町では、平成20年度から計3回(平成20年10月、平成23年7月、平成26年7月)の使用料改定を行ってきたところであるが、処理区内人口の自然減少等の影響から、有収水量の増加、使用料収入の確保は、難しいと考えるため、本事業の運営に必要となる財源の確保が課題となっている。当面は、下水道事業資本費平準化債発行の継続による企業債元金償還金の財源確保、財政課との協議による一般会計繰入金の確保等、中長期的な経営の基本計画である「経営戦略」に基づく運営を進めることで、本事業の現金による収支が均衡するよう、運営に必要な財源を確保していきたいと考えている。

類似団体【I2】

弘前市 十和田市 紫波町 横手市 由利本荘市 にかほ市 三川町 喜多方市 高根沢町 魚沼市 富山市 金沢市 七尾市 加賀市 津幡町 福井市 越前町 おおい町 身延町 丹波山村 長野市 松本市 上田市 飯田市 大町市 佐久市 中川村 阿南町 根羽村 木祖村 王滝村 飯綱町 大垣市 高山市 飛騨市 郡上市 下呂市 七宗町 東白川村 白川村 長浜市 亀岡市 相生市 豊岡市 篠山市 養父市 宍粟市 加東市 上郡町 香美町 黒滝村 田辺市 鳥取市 八頭町 三朝町 湯梨浜町 南部町 伯耆町 松江市 安来市 江津市 美郷町 邑南町 玉野市 新見市 真庭市 美作市 土佐町 朝倉市 唐津市 雲仙市 山鹿市 菊池市 小国町 中津市 佐伯市