収益等の状況について
本市の市営駐車場では最大規模の駐車場であり、市役所や中央公園グラウンドが隣接していることもあり、売上高GOP比率は類似施設平均値より高く、また、他会計補助金比率が0.0%となっており、収益性が高くなっている。平成30年度の収益的収支比率については、災害対応等の要因により、前年度から低下し類似施設平均値を下回ったが、引き続き100%を超える数値を維持できている。平成30年度のEBITDAについては、災害対応等の要因により、前年度から大きく低下している。
資産等の状況について
地下施設であるため、平成26年度に耐震等を含む施設の劣化調査を行った結果、運営には影響はないが、装飾物(外壁・タイル等)の一部に剥がれが見受けられる。修繕箇所数が多いこともあり、今後修繕計画を作成し、計画的な修繕を行っていく予定である。
利用の状況について
施設の地上がグラウンドとなっているため、行事ごとに地下駐車場を利用していただくよう誘導しているが、イベント等がないと利用率が低くなっている。そのため、稼働率は100%を超えているものの類似施設平均値を下回る状況が続いている。
全体総括
周辺施設等の状況もあり、一定の収益や利用が見られるが、機器の老朽化等の状況を受けて今後策定予定の修繕計画に基づき、計画的な修繕を行っていく。また、今後、将来にわたって安定的に事業を継続していくため、令和2年度中に経営戦略を策定する。