収益等の状況について
〇当駐車場整備事業においては,当駐車場を建設する際に多額の市債を発行したため,市債の償還のために,使用料収入等の他多額の繰入金を必要としてきたが,平成29年度をもって市債の償還は完了した。〇「①収益的収支比率」は平成29年度に市債の償還の完了に伴い,平成30年度は大幅な黒字となっている。〇「②他会計補助金比率」,「③駐車台数一台当たりの他会計補助金額」については,平成29年度の市債の償還完了に伴い,平成30年度は0.0となっている。〇「④売上高GOP比率」については,平成29年度は設備更新に費用を要したため減少していたが,平成30年度はその前年並みに回復している。〇「⑤EBITDA」については,過去5年間における最大値となっており,類似施設平均値を上回っている。
資産等の状況について
〇「⑩企業債残高対料金収入比率」については,平成29年度の市債の償還完了に伴い,以後0.0となっている。
利用の状況について
〇「⑪稼働率」については,平成28年度からほぼ横ばいであり,類似施設平均値を上回っている。今後も引き続き駐車台数を増加させるための取組を行っていく。
全体総括
〇当駐車場整備事業は,当駐車場を建設する際に発行した市債の償還が完了するまで,当該駐車場に係る収支を一般会計とは別に管理する必要があることから,特別会計にて管理していたものであるが,平成29年度をもって当該駐車場の市債の償還が完了したことから,令和元年度からは一般会計での管理へ移行している。〇市債の償還が完了したことに伴い,「①収益的収支比率」,「②他会計補助金比率」,「③駐車台数一台当たりの他会計補助金額」「⑤EBITDA」はすべて前年度数値に比べ改善しており,「⑩売上高GOP比率」についても類似施設平均値を4年連続で大幅に上回っている。