豊橋市：豊橋市駅前大通公共駐車場（第二）

収益等の状況について

・①収益的収支比率は、過去5年間100％以上を維持しており、受益者負担の施設として経常的に黒字経営となっている。・④売上高ＧＤＰ比率は全国平均より高い率となっているが、平成26年度以降下降している。この下降傾向は⑤ＥＢＩＴＤＡも同様であり、駐車場周辺の商業施設の減少と、小売店舗のコインパーキングへの業種転換による民間駐車場の増加が大きな要因であると分析する。・本駐車場周辺では現在再開発事業を行っており、完了するまでは下降傾向が続くと予想される。・②他会計補助金比率及び③他会計補助金額はいずれも0であり、他会計からの補助は無い。

資産等の状況について

・建築後相当年数が経過しており、⑩債務残高は0である。・平成28年度に策定した長寿命化計画により、点検、予防保全・改良保全等を効果的に行うことで⑧設備投資見込額の節減及び施設の長寿命化と利便性の向上を図る。・地方公営企業法を適用していないため⑥有形固定資産減価償却費及び⑨累積欠損金比率については「該当なし」となっている。

利用の状況について

・⑪稼働率は全国平均より高く、過去5年間400％を超えている。・本駐車場の利用のされ方を調べると10時から16時の利用が主となっており、これは周辺店舗の営業時間内に利用する客層が多いためと考えられる。・短時間の駐車が多く、路上駐車の防止など道路交通の円滑化に役立っていると考えられる。

全体総括

・黒字経営ではあるものの、収益は下降傾向であり、再開発が終わるまでは厳しい状況が続くと予想される。・施設は建築年数の経過により老朽化が進んでいるが、安心・安全に使い続けられるよう点検・保全を効果的に行っていく。・厳しい社会情勢が続く中、指定管理制度を活用した効率的な管理運営や、利用者ニーズに合ったサービス体系など、周辺環境の変化に対応した施策により、今後も利益を上げていく必要がある。・経営戦略については、平成32年度に策定予定である。