南牧村
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2016年度
2015年度
2014年度
2013年度
2012年度
2011年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2017年度)
財政力
財政力指数の分析欄
類似団体内においては、比較的良好な数値を維持している。しかしながら、これ以上数値の低下を招かぬよう、住民サービスを維持しつつ事務事業の効率化を図り、併せて財政規模の適正化に努める。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
南牧村第一次行財政改革プランの実行により、歳出の効率化と適正化を進めてきた結果として平成24年度以降、60%台の水準を維持していたが、平成29年度において70%台に低下した。これは、財務書類作成や資産台帳作成に伴う業務委託料の増加等の経常経費の増加や、村税や地方交付税の歳入減少が大きな要因である。今後は今まで以上に経常経費の上昇を抑制するようにし、現行水準を維持するよう努める。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
類似団体内において比較的低い数値となっている。その内容を分析すると、人件費においては類似団体平均189,734円に対し130,231円と31.4%も下回っていることから、物件費が類似団体を上回っていることが予想される。この要因の一つとして中学生の海外研修事業の旅費が挙げられるが、本事業は村の独自事業として今後も継続していく予定であるので、物件費以外の人件費については今後とも計画的な定員管理と適正配置により人件費全体の上昇を抑制し、維持補修費については大規模な修繕が必要となる前のきめ細かな対応に努め、人件費・物件費等決算額全体の総額として現行水準を維持していくよう努める。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
平成21年度までは類似団体平均を下回っていたが、平成22年度から類似団体平均を上回った状態が続いている。平成27年度において少しではあるが類似団体平均との差が縮まり、平成29年度もその水準を維持している。職員数が少ないため変動が大きい指標ではあるが、適正な定員管理と併せ類似団体平均の水準をこれ以上上回ることのないよう努める。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
類似団体より5.89人も少なく、適正より少なめな職員数であると考えている。しかしながら、職員数のみに固執するのではなく、職員研修等を積極的に実施することにより職員の質を向上させ、住民の満足度をより高めていく努力を絶え間なく行っていく。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
類似団体平均と比較して良好な水準を維持している。単年度数値の推移をみると、27年度-0.0%、28年度-0.2%、29年度-0.4%と年々向上している。しかしながら、地方債を有効活用しながら近年投資を行っているため、このまま数値が向上し続けるとは考えづらく、今後は若干の数値悪化を想定している。単年度或いは短期間に大規模な投資が集中しないよう、また前述の将来負担の状況でも述べた基金の有効活用と併せ、計画的な行財政運営を行い現行水準を堅持するよう努める。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
将来負担比率については「数値なし」となっているが、これは将来負担額を充当可能財源等が大きく上回っているためであり、実際の数値を表せば「-359.6」となる。今後充当可能財源等の約6割を占める充当可能基金72億円の有効活用を図りつつ、将来負担比率を正数に転じさせないよう、中長期的な視点に基づいた財政運営を行っていく。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2017年度)
人件費
人件費の分析欄
類似団体内順位が第4位と、大変低く抑えられている。この要因として、人口1,000人当たり職員数が類似団体平均に比べ27.2%少ないことが挙げられる。また、事業費支弁人件費を除いた人件費全体を人口一人当たりでみると、類似団体平均と比較して31.4%下回っている。逆に、事業費支弁人件費だけをみると類似団体平均を80.6%も上回っているが、人件費関係全体では27.4%抑制されており、今後も現行水準を維持していく。
物件費
物件費の分析欄
類似団体平均と比較して高い数値となっている。これは財政比較分析でも述べたとおり、中学生の海外研修事業の影響が大きい。また、業務システムの積極導入による使用料・賃借料の増加も挙げられるが、これにより人件費の抑制が図られている側面もある。今後、使用料等の適正化推進等により、物件費全体の抑制を図っていく。
扶助費
扶助費の分析欄
類似団体平均と比較して低い水準に抑えられている。これは、福祉事務所を単独で所有しておらず、生活保護費について所管していないことも要因の一つである。
その他
その他の分析欄
類似団体平均と比較して低い水準に抑えられているが、今後は国民健康保険事業会計や介護保険事業会計において赤字補てん的な繰出金の増加が予想されるため、保険税(料)の適正化を図ることなどにより、現行水準を維持するよう努める。
補助費等
補助費等の分析欄
類似団体平均と比較して低い水準に抑えられている。これは各種団体への補助金支出の見直しを実施した成果である。今後も適正な補助金支出に努め、安易な補助金支出や新規補助金の創設を行わない方針である。
公債費
公債費の分析欄
物件費とともに類似団体平均を下回っている費目である。これは、数年多額な費用を要する大型事業が続いているためである。主な借入地方債区分は辺地対策事業債となっている。実質公債費比率の構成要素中、公債費充当一般財源に対して基準財政需要額算入額が101.3%となっていることから、交付税措置率の高い地方債を発行していること等が分かり、比率の高さほどの懸念材料ではないと考えるが、積極的な繰上償還の実施により後年に亘る公債費負担対策を実施していく。
公債費以外
公債費以外の分析欄
類似団体平均と比較して低い水準に抑えられているのは、人件費の比率が低く抑えられていることが主な要因である。今後は、比率の高い物件費の抑制を図りながら、現行水準を維持するよう努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)
目的別歳出の分析欄
土木費の住民一人当たりコストは類似団体平均と比較して138,790円(91.6%)高い状況となっている。これは、当村が観光地であることや辺地対策として、国庫補助事業や交付税措置率の高い地方債を活用しながら道路建設事業を計画的且つ積極的に進めているからである。一方で当村の主産業である農畜産業関連経費の農林水産業費については、平成27年度において実施した農畜産物直売所建設事業費の皆減(-156,645千円)や県営畑地帯総合整備事業負担金が減少(-35,182千円)したことに伴い、数年類似団体平均よりも低い状況であるが、今後第2期の県営畑地帯総合整備事業の開始や農業基盤整備や耕作条件改善事業といった国庫補助金を活用した事業を予定しているため、増加が予想される。商工費のコストが増加(一人当たり+4,235円)したのは、臨時的に太鼓祭りを開催(+8,499千円)したことや、村内で開催されるシクロクロス国際大会に補助金を支出(+2,000千円)したことによるものである。また、教育費についてコストが急激に減少(一人当たり-33,850円)したのは、社会福祉施設整備基金への新規積立が減少(-100,000千円)したことによるものである。消防費のコストが減少(一人当たり-9,513円)したのは、消防詰所建設(更新)事業費が皆減(-46,179千円)したことによるものである。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2017年度)
性質別歳出の分析欄
歳出決算総額は、住民一人当たり1,148千円となっている。構成項目のうち、普通建設事業費は住民一人当たり383,627円となっており、類似団体平均と比較して92,454円高い状況となっている。これは、近年の道路関連事業や施設建設事業の増加によるものである。このため、今後は公共施設等総合管理計画に基づき、事業の取捨選択を徹底していくことで、過大な事業費とならないよう注意する。公債費についても類似団体平均を上回っているが、これは交付税措置率の高い地方債の発行を行っており、公債費充当一般財源に対して基準財政需要額算入額が上回っていることなどから、コストの高さほどの懸念材料ではないと考えるが、公債費負担対策については逐一実施することとする。一方、積立金については住民一人当たり1,815円と類似団体を79,463円下回った。これは基金への新規積立額が前年度に比して100,406千円も減少したことが要因である。積立金については、不必要な積立てを行うことは避ける等、今後とも適正な運用を図ることとする。
実質収支比率等に係る経年分析(2017年度)
分析欄平成26年度に250,000千円新規積立したので、財政調整基金の残高が増加した。実質収支額においては赤字がないため、全てプラスの比較的安定した数値となっているが、実質単年度収支については、単年度収支額や繰上償還金の有無等により、比率の増減が大きくなっている。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2017年度)
分析欄平成29年度まで、全ての会計において赤字額は発生していない。今後とも赤字額が発生しないよう健全な財政運営に努める。
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実質公債費比率(分子)の構造(2017年度)
分析欄元利償還金については、繰上償還や以前の借入利率の高い地方債の償還終了等により年々減少してきたが、平成29年度において増加に転じた。これは、大型事業に充当するため借り入れた辺地対策事業債の元金償還額が増加(+16百万円)したことが、大きな要因である。実質公債費比率の分子の数値が小さいのは、交付税措置率の高い地方債を借入れしていることや、計画的な繰上償還の実施が影響している。
分析欄:減債基金
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将来負担比率(分子)の構造(2017年度)
分析欄繰上償還や新たな起債発行額の抑制等により地方債の現在高は減少を続けてきたが、大型の公共事業の実施に伴う起債の発行により、平成27年度からは地方債の現在高が増加している。その一方で基金の新規積立により充当可能基金が増加してきたことや、交付税措置率の高い地方債を中心に起債発行しているため基準財政需要額算入見込額が増加し、結果的には将来負担比率の分子は低い数値となっている。しかしながら、地方債の現在高の増加傾向は看過できない問題であるため、実施事業を選定し過度な地方債発行とならないよう注意する必要がある。
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基金残高に係る経年分析(2017年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)平成29年度において、新規に地域防災情報等提供施設整備基金へ1.6百万円積立てしたほか、基金利子として4.1百万円積立し、前年度末と比較して5.5百万円の増となった。(今後の方針)短期的には、利息の再積立により微増していく予定だが、今後、単身者向け村営住宅の建設や小中学校統合に伴う学校教育施設整備や中部横断自動車道に係る接続道路や周辺整備事業へ基金充当を計画しているため、地域振興基金を中心に取り崩しを予定しており、中長期的には減少すると見込んでいる。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)基金利子の再積立(+0.4百万円)による増加(今後の方針)年度ごとの事業量変動や、大規模災害の発生等の緊急を要する財政需要に対応するため、標準財政規模の2~3割を目途に積み立てることとしている。現在の残高(654,986千円)は標準財政規模(2,389,716千円)の27.4%であるため、短期的には新規に積み立てる予定はなく、中長期的にも取り崩す予定はないため、減少は見込んでいない。
減債基金
減債基金
(増減理由)基金利子の再積立(+0.2百万円)による増加(今後の方針)地方債の償還計画を踏まえ、短期的には新規に積み立てる予定はなく、また中長期的にも取り崩す予定はないため、減少は見込んでいない。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)地域振興基金:魅力ある地域づくりに資するための地域振興事業に必要となる費用の財源広域的行政施設整備基金:行政区を超えた広域的行政施設の老朽化や不足のための施設整備のための財源社会教育施設基金:社会教育施設の整備のための財源地域防災情報等提供施設整備基金:地域防災情報等提供施設の整備及び健全な運営に必要となる費用の財源(増減理由)地域振興基金:基金利子の再積立(+1.5百万円)による増加広域的行政施設整備基金:基金利子の再積立(+0.5百万円)による増加社会教育施設基金:基金利子の再積立(+0.5百万円)による増加地域防災情報等提供施設整備基金:施設加入金の新規積立(+1.6百万円)と基金利子の再積立(+0.4百万円)による増加(今後の方針)地域振興基金:平成30年度において実施予定の単身者向け村営住宅建設工事のため、230百万円を取り崩す予定その後は、小中学校統合に伴う学校教育施設整備や中部横断自動車道に係る接続道路及び周辺整備事業に充当する予定地域防災情報等提供施設整備基金:施設の新規加入金を毎年度新規積立する予定であるため、毎年度概ね2百万円づつ増加する見込み
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2017年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
類似団体内平均値を下回っている。しかしながら、今後は南牧村公共施設等総合管理計画に沿って長寿命化を推進しつつ、老朽化した施設については個別計画を作成し、計画的な改修等を行う。
(参考)債務償還比率
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
現在のところ、有形固定資産減価償却率については類似団体内平均値を下回っているが、今後昭和50年代に建設された小学校の有形固定資産減価償却率が高くなるなど建物の老朽化が懸念されることから、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化対策に積極的に取り組んでいく。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
類似団体内平均値と比して良好な数値ではあるが、今後大型の公共事業を予定していることから計画的な地方債発行に努め、数値の悪化を招かないよう注意していく必要がある。
施設類型別ストック情報分析表①(2017年度)
施設情報の分析欄
・道路・橋りょうトンネルの有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値を下回っている。これは、当村は急峻な地形で道路延長等も長いが、計画的に道路改良事業等を行っていることが要因と考えられる。・公営住宅の有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値を上回っている。これは、建年の古い村営住宅が存在していることが要因と考えられ、今後計画的な施設の整備・改修が求められる。・保育所の有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値を上回っている。これは、村内に2か所の保育所があるがどちらも建年が古いことが要因と考えられ、今後計画的な施設の整備・改修が求められる。・学校施設の有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値を上回っている。これは村内に1か所の中学校・2か所の小学校があるが何れも建年が古いことが要因と考えられ、老朽化が懸念される。現在建てなおし等の議論が進行中である。・公民館の有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値を上回っている。これは、建年の古い公民館が複数存在していることが要因と考えられ、今後計画的な施設の整備・改修が求められる。
施設類型別ストック情報分析表②(2017年度)
施設情報の分析欄
・図書館・体育館の有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値を上回っている。これは施設の耐震化は終了しているものの老朽化が顕著であることが要因であり、今後計画的な施設の整備・改修が求められる。・福祉施設・一般廃棄物処理施設の有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値を上回っている。老朽化が進んでいるような状況ではないが、計画に沿って計画的な管理を行う。・消防施設の有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値を下回っている。これは、老朽化した施設の計画的な整備・更新による影響であり、今後も計画的な管理を行う。・庁舎の有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値を上回っている。役場庁舎の耐震化は終了しているが、建設時より40年以上経過していることが上回る結果となっている。
財務書類に関する情報①(2017年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額が前年度末から817百万円増加(+2.7%)した。金額の変動が大きいのはインフラ資産であり、中でも工作物において資産の取得額(1,313百万円)が、減価償却による資産の減少額(760百万円)を上回ったことが要因である。資産総額のうち、有形固定資産の割合74.4%を占め、さらに有形固定資産のうち基金を含む投資その他の資産が28.6%を占めるため、基金等の適正な管理や計画的な運用に努める。また、一般会計等において負債総額が214百万円増加(+5.2%)した。金額の変動が大きいのは地方債(固定負債)であり、償還額(565百万円)を地方債発行額(769百万円)が上回ってしまったためである。簡易水道事業会計、下水道事業会計等を加えた全体では、資産総額は前年度末から689百万円増加(+2.1%)し、負債総額は前年度末から86百万円増加(+1.8%)した。資産総額は、上水道管・下水道管等のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等に比べて3,044百万円多くなるが、負債総額も下水道(農業集落排水)の施設長寿命化対策事業に地方債(固定負債)を充当したこと等から、552百万円多くなっている。南牧村振興公社、佐久広域連合等を加えた連結では、広域連合等所有の資産等を計上したため、一般会計等に比べ資産総額は3,797百万円多くなり、負債総額も767百万円多くなっている。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は3,195百万円となっている。物件費等が経常費用の62.2%(1,986百万円)を占めており、人件費等の割合に比して高くなっている。物件費等の中で大きな費用は減価償却費(1,098百万円)であるが、次いで物件費(719百万円)の割合が高い。これは、中学生海外研修事業に係る費用や各種業務の委託料が大きな割合を占めるが、各種業務委託については委託先の選定を今まで以上に厳しく行い、コスト削減に努める。全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が388百万円多くなっている一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が807百万円多くなり、純行政コストは644百万円多くなっている。連結では、一般会計等に比べて、社会保障給付費が708百万円多くなっていること等により、経常費用が1,992百万円多くなり、純行政コストは1,369百万円多くなっている。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源(2,796百万円)が純行政コスト(3,041百万円)を下回ったことから、本年度差額は△246百万円となったが、無償所管換874百万円の影響により、最終的に純資産残高は26,392百万円となった。当村の財源は地方税や地方交付税の占める割合が大きいことから、今後地方税の徴収業務の強化(5年間で2%の向上)等により、財源確保に努める。全体では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の国民健康保険税や介護保険料等が税収等に含まれることから、一般会計等に比べて税収等が299百万円多くなっているが、行政コストも多くなるため本年度差額は一般会計等と同様に△246百万円となり、純資産残高は28,883百万円となった。連結では、長野県後期高齢者医療広域連合への国県等補助金等が税収等に含まれることから、一般会計等に比べて税収等が878百万円多くなっており、本年度差額は△66百万円となり、純資産残高は29,422百万円となった。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は687百万円であったが、投資活動収支については道路改良事業や公営住宅建設事業等の公共事業を多く実施したことから△783百万円となった。財務活動収支については、地方債の償還額を地方債発行収入が上回ったことから、191百万円の増加となり、本年度末資金残高は前年度から95百万円増加し、647百万円となった。地方債の償還額を地方債発行収入が上回ったことを鑑み、今後これまで以上に適正な起債発行に努める。全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、水道料金等の使用料及び手数料収入があること等から、業務活動収支は一般会計等より121百万円多い808百万円となっている。本年度末資金残高は前年度から78百万円増加し、704百万円となった。連結においても、業務活動収支(1,007百万円)が投資活動収支(△798百万円)を上回ったことから、本年度末資金残高は前年度から280百万円増加し、971百万円となった。
財務書類に関する情報②(2017年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額や歳入額対資産比率が類似団体平均値よりも高くなっているのは、当村の面積が広く道路や橋りょうといったインフラ資産が多いことや、後年度の施設整備のための基金保有額が多い(6,046百万円)ことが挙げられる。しかし、保有する資産は老朽化した施設が多いため、将来の公共施設等の修繕や更新等に係る財政負担を軽減するため、平成27年度に策定した公共施設等総合管理計画に基づき、今後21年間の取組として公共施設等の集約化・複合化を進め、施設保有量が課題にならないよう努止める。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、類似団体平均を上回っている。今後、純資産が急激に減少することの無いよう、人件費の削減等を行い、行政コストの全体的な削減に努める。また、将来世代負担比率は、類似団体平均と同程度であるが、今後地方債残高は増加する見込み(9.0%程度)であるため、新規に発行する地方債の抑制を行い地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、類似団体平均を大きく下回っている。これは、窓口業務の民間委託(平成20年6月から)等の行政改革による職員数の減に伴う人件費の削減が大きな要因と考えられる。しかしながら、近年は業務委託に伴い物件費等が増加傾向にあるため、人事配置や事務の効率化を図り、増加傾向に歯止めをかけるよう努める。
4.負債の状況
住民一人当たり負債額は、類似団体平均を下回っているが、類似団体平均値の増加率を上回って当該値が上昇したこと、また今後地方債残高が9%程度増加する見込みであるため、数値はさらに上昇すると予想される。今後は、地方債の繰上償還を計画的に行うなど、地方債残高の縮小に努める。基礎的財政収支は、投資活動収支の赤字分が業務活動収支の黒字分を下回ったため、△76百万円となっている。投資活動収支が大きく赤字となっているのは、地方債を発行して道路整備事業など公共施設等の必要な整備を行ったためである。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、平成29年度においては類似団体平均を下回った。経常収益が1百万円減少し、さらに経常費用が204百万円増加しているためである。前年度まで高かった要因としては自治体規模の割に多くの公営住宅(58戸)を有していることや、高原野菜の産地であるため土地改良事業に係る負担金が多いことが挙げられる。なお、受益者負担の水準については、平成28年度から事業費の3%を2%に引き下げ、受益者からの理解が得られるよう努めている。
類似団体【Ⅰ-0】
新篠津村
知内町
鹿部町
厚沢部町
島牧村
蘭越町
ニセコ町
真狩村
留寿都村
喜茂別町
京極町
積丹町
仁木町
赤井川村
月形町
浦臼町
妹背牛町
秩父別町
雨竜町
北竜町
沼田町
比布町
愛別町
南富良野町
和寒町
剣淵町
下川町
美深町
幌加内町
増毛町
小平町
苫前町
初山別村
遠別町
天塩町
猿払村
中頓別町
豊富町
礼文町
利尻町
利尻富士町
幌延町
清里町
置戸町
滝上町
興部町
西興部村
雄武町
豊浦町
壮瞥町
厚真町
様似町
えりも町
上士幌町
中札内村
更別村
豊頃町
陸別町
浦幌町
鶴居村
つがる市
平川市
蓬田村
西目屋村
横浜町
風間浦村
佐井村
新郷村
遠野市
陸前高田市
二戸市
八幡平市
田野畑村
にかほ市
大潟村
村山市
東根市
尾花沢市
大蔵村
鮭川村
相馬市
田村市
湯川村
昭和村
鮫川村
富岡町
大熊町
双葉町
浪江町
飯舘村
稲敷市
行方市
鉾田市
那須烏山市
上野村
片品村
川場村
阿賀野市
胎内市
粟島浦村
中野市
小海町
川上村
南牧村
南相木村
北相木村
中川村
根羽村
下條村
売木村
泰阜村
大鹿村
麻績村
朝日村
筑北村
木島平村
小川村
栄村
御前崎市
菊川市
牧之原市
新城市
和束町
南山城村
伊根町
南あわじ市
山添村
曽爾村
御杖村
有田市
九度山町
日南町
日野町
江府町
知夫村
美作市
新庄村
久米南町
阿武町
阿波市
上勝町
佐那河内村
東かがわ市
東洋町
奈半利町
田野町
安田町
北川村
馬路村
芸西村
本山町
大豊町
土佐町
大川村
梼原町
西海市
雲仙市
小値賀町
南小国町
産山村
湯前町
水上村
相良村
五木村
山江村
豊後高田市
杵築市
国東市
姫島村
西都市
西米良村
諸塚村
椎葉村
日之影町
南九州市
十島村
宇検村
大宜味村
東村
伊江村
南大東村
伊是名村
多良間村
竹富町