収益等の状況について
国民宿舎白子荘の運営は、指定管理者制度を導入することにより、宿泊業の経営経験、ノウハウを持つ民間企業が運営を行っています。民間企業による経験を存分に活かした運営を実施していることにより、類似施設と比較された調査では平均値を上回る項目も多く、良好な運営であることを示しております。また、他会計からの補助も無いため独立した健全な運営状態であります。
資産等の状況について
国民宿舎白子荘の債権は、すでに完済されており、支払い利息もありません。また、建物の老朽化が進んでいる状態であるが、今後の利用状況等を鑑み、設備投資を要する際は、町と有識者による運営委員会を実施し、委員の皆様に決議を計りながら進めております。なお、国民宿舎白子荘が建設されている土地については、国有財産で有り、千葉財務事務所を通して貸付契約を結んでいるため、事業廃止時は、国に返還することとなり民間譲渡は不可です。
利用の状況について
過去5年間における、国民宿舎白子荘の利用者については、H29をピークに減少傾向である。町内では宿泊需要が高まっているため、課題を整理した上で当該施設のあり方を再検討する必要がある。
全体総括
建物の老朽化は否めないが、現在の運営状態は、他会計の繰入及び債権も無く、健全であることがグラフ数値上で判断できます。今後においても、指定管理者である民間企業の持つ経営手腕を活かし、更なる健全化を図っていきたいと考えます。また、町内の宿泊施設で形成されております「白子町温泉ホテル協同組合」との情報共有を一層に密とし、今後の運営に繋げていきたいです。