地域において担っている役割
地域の中核病院として、一般診療のほか、三次救急、小児・周産期医療、特定疾患治療の充実を図るとともに、夜間小児急病センターに医師を派遣するなど、市民への良質で安全かつ安心な医療サービスの提供に努めている。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は平均値をわずかに下回っているが、当病院前年度比では3.2%改善している。医業収支比率は平均値7.8%下回っており、給与費及び材料費等の医業費用の増加が原因となっている。累積欠損金比率はほぼ平均値。病床利用率は平均値より下回っているが、当病院前年度比では2.1%改善されている。入院患者1人1日当たり収益は、移転に伴う診療制限等の影響で平均を下回っている。職員給与費対医業収益比率は、給与費増加により類似病院に比べ高い水準となっている。材料費対医業収益比率は前年度に引続き、類似病院平均値を下回り順調に推移している。
老朽化の状況について
平成29年12月27日に松戸市千駄堀地区へ新病院を建設し、移転した。建物設備が新築されることと、移転に伴い医療器械を大幅に更新したことから、老朽化の状況に関する指標が昨年度までよりも改善されている。
全体総括
市立総合医療センターは、松戸市政初の大規模施設更新を実行し、平成29年12月27日に東葛北部二次保健医療圏の基幹病院として、松戸市千駄堀へ移転し、開院した。市内公共施設初となる免震構造を採用し、屋上にはヘリポートを設置するなど災害拠点病院としての機能を飛躍的に向上させた。また、診療体制の大幅な効率化を図るため、救急外来・集中治療病棟・手術室・検査室を医療動線上に配置し、診療科間の連携を強化するため、産科病棟・新生児病棟・小児病棟を同じフロアとした。新病院となり、大幅な効率化が図られたことにより、一層の経営改善を図っていく所存である。