経営の健全性・効率性について
経常収支比率及び料金回収率は、類似団体を上回っており、累積欠損金の発生していない状況から全体的に健全な経営状況にあるといえる。施設利用率については、平成29年度まで類似団体を下回っていたが、昨年度は類似団体を上回り、今後も引続き施設を効率的に活用していく必要がある。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率が増加傾向にあることから、老朽化が徐々に進んでいる状況にある。管路経年管は残存していない状況にあるが、今後は、アセットマネジメントの結果を基にした計画的な改良・更新を図っていく必要がある。
全体総括
経営の健全化・効率性については、概ね良好であると考えられる。また、老朽化については、有形固定資産減価償却率が増加傾向にあることから、優先順位や投資規模等を考慮しつつ、施設の改良・更新を進め、施設の効率性を高めながら、将来の運営体制や投資の在り方について検討していく必要があると考えられる。