上小阿仁村:特定環境保全公共下水道

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収録データの年度

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経営比較分析表(2018年度)

20102011201220132014201520162017201820192020202150%60%70%80%90%100%110%収益的収支比率
20102011201220132014201520162017201820192020202156.5%57%57.5%58%58.5%59%59.5%60%60.5%61%61.5%62%経費回収率
2010201120122013201420152016201720182019202020210.3円0.35円0.4円0.45円0.5円0.55円0.6円0.65円0.7円汚水処理原価
20102011201220132014201520162017201820192020202128%30%32%34%36%38%40%42%44%46%48%50%52%施設利用率
20102011201220132014201520162017201820192020202182%82.5%83%83.5%84%84.5%85%85.5%86%86.5%水洗化率

経営の健全性・効率性について

財源構成は、歳出総額に対する使用料収入が占める割合が約41%ほどに留まり、残り約59%を一般会計繰入金で賄われ、主に償還金及び人件費に充てられている。収益的支出比率は、基準外繰入金の増加等により前年度から約12.5%増加したが、使用料収入の減少等により経費回収率は約9.4%減少し、全国及び類似団体平均値を下回った。汚水処理原価は前年度より約51.5円増加し、全国及び類似団体平均値より依然として高い数値となっており、施設稼働率は2%減少し約30%と平均値を大きく下回った。平成25年度の料金改定により使用料単価は3,705円/20㎥となり県内の他自治体と比べて高い設定となっているものの、施設稼働率が低いため汚水処理原価が高く、汚水処理費が嵩んでいる。
2010201120122013201420152016201720182019202020210%管渠改善率

老朽化の状況について

平成13年度の供用開始から15年以上経過しているが、管路は耐用年数からみても当面更新する予定はない。施設関係については、更新時期を迎えていることから、修繕計画に基づき、財政負担が集中しないよう、中長期的に更新を進めていく。

全体総括

大きな事業が無く償還金が減少し、基準外繰入金の増加により一部項目で改善が見られたが、一般会計からの繰入金に依存する体制は変わっていない。人口減少による使用料の減少が見られるが料金改正からそれほど時期が経過しておらず、値上げは現実的に難しいため、今後も厳しい運営状況となる見通しである。そのため、施設や機器の更新については長寿命化などの措置を講じながら、集中的な財政負担を避けて修繕計画に基づいた計画的な更新を進める。令和4年度には隣接する農集施設との統合を予定しており、施設利用率の改善を図りつつ、効率的な事業運営を進めていく。