地域において担っている役割
県南の新型コロナウイルス感染症重点医療機関、急性期医療、専門医療、救急医療、がん医療、へき地医療のほかに医療スタッフ研修機能を担っている。
経営の健全性・効率性について
令和2年度から令和5年度の4年間で総額5億円の繰入金の増額をし、経常収支比率の改善を図る。また、看護師不足のため47床休止していたが、継続した採用活動により9床が再開できることとなった。4月~6月はコロナの影響で患者が減り収益も下がったが、後半は患者が戻り手術室の強化もあって最終的には73,000千円の収益増となった。医業収支比率は平均値を6%上回った。今後は引き続き看護師を確保し休止病床を再開させ、さらなる収益増に繋げていく。
老朽化の状況について
開院から19年が経ち機器や付帯設備の更新・修繕時期になってきている。一つ一つが高額なため、過大な投資とならないよう検討し、計画的に順次更新を進める。
全体総括
コロナの影響を除けば、患者数が増え利用率も上がり経営状況は上向きである。また不足していた看護師も増えてきており休止病床の再開も見えてきた。ただし職員数が増えることにより人件費が増え続けているので、検討する必要がある。付帯設備の修繕により資金が必要となってきているので、さらなる収益増を目指すこと、および費用の圧縮に努め経営改善を実行していく。