気仙沼市:気仙沼市立本吉病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2020年度)

地域において担っている役割

震災後は,内科に加え,小児科,外科,整形外科,精神科の対応が可能な医療を提供している。病床機能の状況は,主に回復期を担当し,急性期医療機関と在宅を繋ぎ,訪問診療患者・施設入所者の急性憎悪に対応している。震災を契機として在宅医療に本格的に取り組んでおり,地域内の医療・福祉関係職員や介護事業所等との連携を深めながら,地域包括ケアの推進を図っている。また,新型コロナウイルス感染症の診療・検査医療機関として発熱患者等へのドライブスルー診察を実施するほか,保健所からの依頼による濃厚接触者等へのPCR検査も実施しており,地域の感染症拡大防止の一翼を担っている。

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率,②医業収支比率,③累積欠損金比率新型コロナウイルス感染症の流行に伴う,患者の受診控え等により外来収益が減少し経常収支比率が100%未満となった。④病床利用率,⑤入院患者1人1日当たりの収益許可病床38床に対し,稼働病床を27床としており2年度の稼働病床による病床利用率は73.6%になってる。また,入院患者1人1日当たりの収益については,稼動病床数が少ないことから,入院患者の病状によって1人1日当たりの収益への影響が大きいが前年度と同程度の結果となった。⑥外来患者1人1日当たりの収益新型コロナウイルス感染症の診療・検査医療機関として特例加算を算定したことに伴い増額となった。⑦職員給与費対医業収益比率患者の受診控え等による医業収益の減少に伴い比率が増加した。⑧材料費対医業収益比率類似病院と比べ低い状況にある。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率,②器械備品減価償却率震災の津波被害により流失した医療機器を災害復旧事業により平成23年度及び平成24年度に一斉更新したことに伴い,これらの機器の耐用年数が経過するまでの期間は,更新が必要となる機器が少ないことから比率が上昇している。③1床当たりの有形固定資産類似病院と比べ低い状況にある。

全体総括

本吉地域唯一の病院として地域住民の健康,福祉の向上に取り組むとともに,震災後に本格化させた在宅医療の取り組みにより,地域包括ケアの推進を図る。経営面では,新病院改革プランに基づく改革を継続し,一層の経費節減と効率的経営に努め,経営の健全化を図っていく必要がある。また,新型コロナウイルス感染症の診療・検査医療機関として地域の感染症の拡大防止に努める。

類似団体【7】

稚内こまどり病院 国保病院 国保月形町立病院 上富良野町立病院 町立病院 国保町立和寒病院 下川病院 遠別町立国保病院 国保病院 国保病院 国保病院 国保病院 国保病院 むかわ町鵡川厚生病院 門別国保病院 国保病院 新ひだか町立三石国民健康保険病院 標津町国民健康保険標津病院 広尾町国民健康保険病院 利尻島国保中央病院 浪岡病院 外ケ浜中央病院 町立大鰐病院 国保大間病院 大東病院 一関市国保藤沢病院 奥州市国民健康保険まごころ病院 国保沢内病院 国保種市病院 石巻市立牡鹿病院 気仙沼市立本吉病院 大崎市民病院岩出山分院 蔵王町国民健康保険蔵王病院 町立病院 宮下病院 ふたば医療センター たむら市民病院 笠間市立病院 市民医療センタ- 君津中央病院大佐和分院 奥多摩病院 ゆきぐに大和病院 牧丘病院 上田市立産婦人科病院 県北西部地域医療センター国保白鳥病院 信楽中央病院 国保京丹波町病院 京都市立京北病院 災害医療センター 浜坂病院 アイセンター病院 公立村岡病院 飯南町立飯南病院 津和野共存病院 隠岐島前病院 国立病院機構岡山市立金川病院 公立下蒲刈病院 那賀町立上那賀病院 海南病院 国保梼原病院 国保大月病院 みどりの杜病院 宇城市民病院 国民健康保険 天草市立 新和病院 宮崎市立田野病院 日向市立東郷病院 椎葉村国民健康保険病院 西郷病院 市立坊津病院 町立病院 久米島病院