経営の健全性・効率性について
収益的収支比率は、平成30年度までは、100%前後で横ばいとなっているが、令和元年度から法改正による施設改修を行っており、93%に減少している。また、経費回収率が100%を下回っており、現在のところ、使用料収入以外の収入(一般会計繰入金)により経営の安定が図られている。施設利用率及び水洗化率については、過疎化による処理区内人口の減、水洗化人口の減に伴い加入率が類似団体に比べ低い状況にある。
老朽化の状況について
平成14年度から管渠工事を行っており、耐用年数を超えた管渠は無く、改築はない。
全体総括
現在のところ、経営状況は安定しているが、過疎化等による急激な将来の人口減少に伴う使用料収入の減少、及び施設の改築(更新・長寿命化)が見込まれるため、未収金の回収、維持管理費の削減等、事業運営について十分な検討が必要である。