経営の健全性・効率性について
①高い数値で推移しており、前年度からは0.92%上がった。④類似団体と比較して低い数値で推移している。⑤類似団体並みではあるが概ね100%で推移していたものがやや下降しているため汚水処理費の見直しが必要である。⑥類似団体と比較して低い数値で推移してきたが平成29年度はやや高い結果となっている。不明水対策など有収率を向上させつ必要がある。⑦類似団体と比較して高い数値で推移している。⑧100%に近い数値で推移しており、類似団体と比較しても高い数値となっている。以上のことから、平成29年度は類似団体と比較して、概ね健全で効率の良い経営ができているといえるが、この5年では経費回収率が最低値、汚水処理原価は最も高くなっており、料金水準の適切性と費用の効率性の検討が必要である。
老朽化の状況について
③類似団体平均を下回っている。特定環境保全公共下水道事業の管渠については、法定耐用年数が経過するまでに期間があるため、計画的な更新が必要な時期は未定である。
全体総括
特定環境保全公共下水道事業の経営は、類似団体と比較して安定しているといえる。しかし、使用料以外の収入への依存が高いため収納率の向上に向けた取り組みを行うとともに、平成31年度から始まる第7次別海町総合計画に合わせ経営戦略の見直しを行い、より健全で効率的な経営に努める必要がある。