地域において担っている役割
適格な診療・治療・ケアをおこない、他医療環境との相互分担と連携機能を強化して、保健・医療・福祉を包括する中核病院としての役割を果たしている。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率について、H29以降は単年度収支の数値が100%未満の状況となっている。主要因として、H29は入院・外来患者の減少に伴う収入減、H30は過年度の繰入資本金収益化漏れによる修正、R01は新型コロナウイルス感染症の影響等を含む入院・外来患者の減少等に伴う医業収入の減が挙げられる。なお、R02は経常損失を減少させるため他会計繰入金を増額したことにより、前年度を上回る数値となった。また、医業収支比率についても、同じ理由により減少傾向にある。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率、器械備品減価償却率とも増加傾向にあり、少しづつ老朽化が進行している状況にある。今後更新される予定の器械備品を含め、減価償却率の増加について注視しながら計画的に対応していく。
全体総括
全体的に著しく大きな問題点はなく、健全な経営をおこなっている。また、医業収支比率及び病床利用率は減少傾向にあることから、これらの動向を踏まえながら引き続き健全経営を実施していく。