遠別町：個別排水処理施設【地方財政ダッシュボード】

経営の健全性・効率性について

下水道と受益者負担の公平性を確保するため、下水道区域外の使用料を下水道使用料と同額の料金体系にしている。企業債償還の減少に伴い、収益的収支比率は向上傾向にあるが、不足分は一般会計繰入金で補填している。経費の回収率や汚水処理原価は横ばいで推移しており、今後も大きな変化は無いと思われる。生活環境等の向上には浄化槽設置は欠かせないと考えており、住民の関心も高い。しかし、浄化槽設置者は若干の増加傾向にあるものの、人口減少等による使用量の減少で、収益性が伸びない状況である。

老朽化の状況について

平成１３年より合併浄化槽の設置及び維持管理費を町費で行っているが、施設の修繕費等も安定的に管理され消耗品等の取替により施設の延命を図っている。今後は高齢化や人口減少に伴う浄化槽の廃止や休止に対する対策が必要と考えている。

全体総括

下水道使用料と同様に料金見直しが必要であり、近隣町村等の動向も踏まえながら、検討する。また、経営は、法定検査及び点検や清掃等の規定もあり容易に維持管理費の削減ができない状況であるが、平成１９年以降起債の借り入れも無く、今後は償還金が減少するため、経営状況も改善していくと推測している。浄化槽設置を推進し水洗化率の向上を図りながら、住民の生活環境向上に努めて行く。

遠別町：個別排水処理施設

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