遠別町:簡易水道事業
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01:北海道
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遠別町:簡易水道事業
地方公営企業の一覧
簡易水道事業
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経営比較分析表(2020年度)
経営の健全性・効率性について
当事業は平成4年から水道施設全体の更新及び統合を進め合理化と水道経営の一元化を図ってきたが、その際、借り入れを行った多額の償還金があり経営悪化の要因となっている。また、水需要も高齢化と人口の減少に伴い継続的に減量するものと推測され、料金収入の増加は見込めない状況である。近年、収益的収支比率や料金回収率が類似団体と比較しても低く推移していることから、令和2年度に料金の改定を行った。有収水量は管路更新の効果が現れ効率性及び有収率の向上が図られているが、コロナウイルス支援事業により水道料金の軽減を行ったため、料金回収率、有収率が低下した。
老朽化の状況について
平成24年度から管路の更新を行っており、浄水施設も平成29年度から平成30年度で一部更新を行っている。今後も耐用年数を超えた機械設備や管路について、緊急性・重要度に順じて更新する必要がある。適宜、修繕等で延命化と平準化を図りながら更新計画を検討する。
全体総括
現在は、起債償還等により厳しい経営状況となっているが、令和6年頃から多くの償還が終了するため、経営状況も改善する見込みである。しかし、経年劣化による修繕費も年々増加傾向にあり収入増加も見込めない中、最小限の設備投資を行いながら施設の延命と更新の平準化を図る必要があり、資産管理と更新計画の策定が不可欠である。今後は、アセットマネジメントに基づく施設管理及び更新を行うため、施設更新計画を策定する予定である。また、公営企業が必要な住民サービスを将来にわたり安定的に提供するため、経営・資産の状況を「見える化」し、中長期的な収支見通しに基づく経営基盤の強化等を図るため、公営企業会計の適用を計画する。